Servus Akiの疑問に思った各地の話題、食べ物や飲み物、世界各地の都市の疑問を徒然に書き綴ったエッセイです。

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ウィーンの森

ウィーンの森

ウィーンの町を取り囲むようになだらかな丘陵森林地帯、ヨーロッパ・アルプスの山並みの最東端が、ウィーンの森です。ウィーンの森で思い出すのがヨハン・シュトラウスの「ウィーンの森」の音楽ですね。この音楽を聴きながらホイリゲで一杯。
エッ?ホイリゲって何かって?これは「今年」を意味するドイツ語の「ホイヤー」から転じた言葉で、グリンツィング周辺で今年産の若いフルーティーなワインを飲ませてくれる"居酒屋"です。
ウイーンの森の散策は、北部のカーレンベルク地域が観光客にはお勧めです。山頂に立つとドナウ川とウィーンの町並みが一望でき、ウイーンにきた実感が湧きます。
その他のお勧め地区にはクロスターノイブルク。ウィーンの旧市街から北へ13キロ、ウィーンの森、レオポルツベルクの丘のふもとです。グライフェンシュタイン城もウィーンから車で約30分位のところです。
ウィーンの森 南部にはバーデンと呼ばれる温泉地区があります。風呂好きの日本人には温泉と聞くと行きたくなる御仁も多いかと思います。但し、水着を着用しての男女一緒の入浴になります。サウナは男女とも裸で入浴になります。(混浴ですが・・・・)
そして、ハプスブルク家のルドルフ皇太子と若き男爵令嬢マリー・ヴェツェラの心中は『うたかたの恋』という映画で有名になったマイヤーリンクもウィーンの森に有ります。
マイヤーリンクから北西へ数キロ行くと、オーストリア最古のシトー派修道院ハイリゲンクロイツがあります。この名は、キリスト磔刑に用いられた十字架 (Heiligenkreuz) の聖遺物が保管されているところから、ハイリゲンクロイツと呼ばれるようになったそうです。
どうです、ますますウイーンに行きたくなったのでは?何度も行っている方は今度はどこの『ホイリゲ』に行こうかと思案中なのでは。

【情報】
新酒が出回る前に半発酵状態のワイン??シュトルムまたはモストというぶどうジュースが売られます。これはワインでもなくジュースでもない飲み物で、これからワインになるという途中の飲み物です。10月の数日間くらいしかお目にかかれません。10月頃旅行を計画されている方にはお勧めです。
(発酵状態なので持ち帰りは出来ません、たっぷり飲んでお楽しみください)

トラウベンサフト(ブドウジュース)
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モスト(Most)ジュースに近い濁り酒、とっても甘いお酒
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シュトルム(Sturm)ワインに近い濁り酒甘いジュースだがほぼ、ワインに近い。シュトルムとは嵐と      いう意味、飲みやすいので、ついのみ過ぎて頭が嵐のようになるのでこんな名前がついた??
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ワイン(Wein)出来たてのワインはホイリゲで飲めます

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ウィーンの多彩な市場(ナッシュ・マルクト)Naschmarkt

ウィーンの多彩な市場(ナッシュ・マルクト)Naschmarkt

ウィーンの人々の台所といわれているのがここ、ナッシュ・マルクトです。ナッシュマルクトは、ウィーン分離派会館から、オットーワーグナー作のマジョリカハウスまで長く伸びており、魚屋、肉屋はもとより、豆・野菜・ワイン・ハーブ・スパイス・生花・チーズ・フルーツなど多種多様の食品を売っている店が所狭と、並んでいます。
また各国の食材も多く、トルコやスラブ、インドの人も多く、トルコのシシカバブ売りが何軒もあります、勿論日本食の材料もここでそろうので、在墺日本人は重宝しています。
日本人の客が多いと見えて、魚屋の前を通ると「タイ・マグロ・エビ」と日本語で声をかけてきます。
ソーセージスタンドでサワークラウトとピクルスをおかずに焼きソーセージをほおばりながら、ウィーンの人たちが何を食べているのか観察でき、食に興味のある方にはお勧めのスポットです。
国立オペラ座の前の通りをまっすぐ5分程歩くとすぐに分ります。毎週土曜日は近くで蚤の市もやっています(雨天の場合は中止)。

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